顧問社労士の部屋 建設専門の社労士が労働安全についてわかりやすく説明します。

KYとQC

 建設業と製造業の違いは何でしょうか?仕事柄この両方の業者さんと関わることが多いのですが、「ものづくり」という点においては両社は同じだと思います。そのような中で一番大きく違うと思うのが、

 

製造業は同じ場所で同じものを作る

建設業は違う場所で違うものを作る

 

ということではないかと思います。別の言い方をすれば、製造業は工場があり、工場で決まった商品を作る、建設業は工事現場があり、現場ごとに違うものを作るということです。

 

モノとヒトの動きから見ると、相対的に

製造業はモノが動く

建設業はヒトが動く

というイメージです。

 

この両者の違いは、モノづくり現場で何を重要視するかということにも表れています。現場において、

安全品質

両方とも大事ですが、建設業においては「安全」が、製造業においては「品質」が重要視されるように感じます。その結果として、建設業はKY活動(危険予知活動)、製造業はQC活動(品質・コスト改善活動)が行われています。もちろん、建設業もQC活動を、製造業でもKY活動を行っているところもありますが、あまり目立たないのが現状です。

 

この両者を今後もっとうまく取り入れていくことで、経営の革新が可能になるのではと感じます。

 

 

顧問社労士の部屋プロフィール

井上敬裕

井上敬裕 社会保険労務士・中小企業診断士

大田市場青果工場で約8年間工場長を務めた後独立。
工場の生産性・安全衛生管理と人事労務管理の両方をワンストップで行うことができる。フォークリフト講師の資格を持っている。