顧問社労士の部屋 建設専門の社労士が労働安全についてわかりやすく説明します。

人手不足と長時間労働

暑い残暑の日が続きますが、夏休みをとることもなく忙しく働いている人もいます。特に夏休みの人を受け入れる観光やその周辺産業で働く人は大変です。

 

 夏季は通常期と比べて仕事量が2~3倍になるため、人手がなければ仕事をこなすことができません。それでは仕事を断ればよいのではと考えるかもしれませんが、この時期は暇な時期の赤字を補てんする絶好の機会ですし、信用という面から考えても仕事を断ることはできません。

 

その結果、休日なしの長時間労働が生じることになります。そしてひどい場合は、割増賃金を払うと仕事を受ければ受けるほど赤字に陥るという会社もあります。

無休・長時間労働でも、それを法的に禁止することはできません。少しでもその状況が改善できるように

①営業単価を上げる

②パートを増やす

③取引先に条件などの協力をしてもらう

④社内のシステムを工夫する

などのあらゆる努力をしていくしかありません。それでも嫌なら辞めるしかありません。誰かが何とかしてくれるではなく、自分が何かできないかという姿勢を一人一人が持つことが、改善実現の原動力になっていくことは成功した会社が示してくれています。

 

 

 

顧問社労士の部屋プロフィール

井上敬裕

井上敬裕 社会保険労務士・中小企業診断士

大田市場青果工場で約8年間工場長を務めた後独立。
工場の生産性・安全衛生管理と人事労務管理の両方をワンストップで行うことができる。フォークリフト講師の資格を持っている。