顧問社労士の部屋 建設専門の社労士が労働安全についてわかりやすく説明します。

社会保険の加入が進まない原因は?

全業種で社会保険の未加入対策が進められています。法人なのに社会保険に入っていない会社には、ねんきん事務所から調査依頼書が届くようになっていますが、その頻度も高まっているようです。

社会保険の未加入法人が多いことの原因としては、罰則が有名無実化しているということが一番に挙げられます。実際に今までは、社会保険に入る義務があるにもかかわらず、入ってなくても何のお咎めもありませんでした。だから79万社も未加入企業が存在しているのです。

 

しかし今後は今までの常識が通用しなくなってくる可能性が強いです。その理由としては、

①政府が「働き方改革」に力を入れており、労働法違反に対して厳しい姿勢を示している

②税務署と年金事務所のデータの照会が容易にできるようになり、社会保険未加入企業が把握できるようになった

③マイナンバー制度の導入により、労働者レベルでの未加入を把握しやすくなった

このように社会保険加入を促す環境は整ったと言ってもいいでしょう。

 

次回はこのような環境になりながらも、なぜ未加入企業は社会保険に入らないのかについて考えてみたいと思います。

 

 

 

顧問社労士の部屋プロフィール

井上敬裕

井上敬裕 社会保険労務士・中小企業診断士

大田市場青果工場で約8年間工場長を務めた後独立。
工場の生産性・安全衛生管理と人事労務管理の両方をワンストップで行うことができる。フォークリフト講師の資格を持っている。