顧問社労士の部屋 建設専門の社労士が労働安全についてわかりやすく説明します。

労働時間の管理が必要

建設会社においては、日給制が多いということもあって、労働時間の管理ができていない会社が多く見受けられます。労働時間の管理ができていないということは、残業時間の管理もできていないということになります。

 

基本中の基本ですが、

日給制であっても、1日の労働時間が8時間を超える部分は残業代を支払う必要があります。

残業代とは、終業時間を超えて働いた場合でけではなく、早出で始業時間よりも早く出勤した場合も対象になります。1日8時間を超えた部分が残業代(時間外手当)となります。

 

建設会社では会社に朝早く集合して、現場に一緒に出掛けるケースが多く見受けられますが、朝早く会社に集合することが業務命令の場合は、会社に集合した時点から労働時間と見なされますので注意が必要です。

 

労働時間を管理できなければ、仕事を管理しているとは言い難いです。労働時間の管理は安全管理に繋がります。労働時間の管理とは、労働時間を記録することでもあります。記録は、事故が起こった場合、原因の追求を容易にすることができます。

 

書面での記録は、会社を守ることに繋がります。記録がなければ、証拠がないのと同じで、法的に対抗ができません。意識を変えていくことが必要だと思います。

 

 

顧問社労士の部屋プロフィール

井上敬裕

井上敬裕 社会保険労務士・中小企業診断士

大田市場青果工場で約8年間工場長を務めた後独立。
工場の生産性・安全衛生管理と人事労務管理の両方をワンストップで行うことができる。フォークリフト講師の資格を持っている。